記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ
20/1/4(土)~20/2/16(日)
京都国立近代美術館
イタリア現代陶芸を代表する作家であるニーノ・カルーソ(1928–2017)は、神話性、象徴性を制作におけるテーマの一つとしている。初期は、それらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物を制作していたが、次第に古代ローマの遺跡等を思わせる壁面や柱、門などの形態制作を通じて、古代と現代を結ぶ空間の構築へと向かった。こうしたカルーソの表現は、日本を含め世界中で高い評価を得ている。
本展は、ニーノ・カルーソの偉業を約90点の代表作ならびに数々のデザインワークやスケッチなどの資料を通じて紹介する、日本で始めての本格的な回顧展。