兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展「TAMBA NOW⁺ 2020 ―丹波の現在、明日のやきものを求めて―」
20/1/2(木)~20/2/16(日)
兵庫陶芸美術館
日本六古窯の一つとして2017年に日本遺産に認定された丹波焼は、丹波篠山市今田町を中心に平安時代末期以降、時代の求めに応じて変化しながら約800年にわたり作り続けられてきたやきもの。江戸時代後期には、篠山城下で王地山焼の青磁や染付も生産された。これらの伝統・風土のなか、現在この地では、伝統的な技法へのこだわりをもつ者、それを取り入れながらも独自の造形を追求する者、さらには、まったく自由な発想で創作をする者が活動している。そうした個性豊かな作家らによって、花器や茶器、食器類に加え、造形的な作品など、多種多彩なやきものが生み出され、多くの人を魅了している。
兵庫陶芸美術館は、開館10周年にあたる2015年にテーマ展「TAMBA NOW+ -いま、丹波で活躍する作家たち-」を開催し、今田町立杭を中心とする丹波焼の里で活躍する作家を広く紹介した。15周年を迎える2020年、その第二弾として、丹波篠山市を制作の場として作陶する作家にまで拡げ、総勢88名の作家を紹介する。作陶に挑む彼らの今の姿と彼らの手によって生み出される可能性を秘めたやきものの未来を、出品作品をとおしてご覧いただく。