【2月26日で閉幕】日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
20/1/15(水)~20/3/8(日)
東京国立博物館
令和2年(2020)は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720)から1300年という記念すべき年。その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、すなわち人間の能力を超えた世界、いわば神々や祭祀の世界を司るとされている。一方で、天皇は大和の地において「顕」、すなわち目に見える現実世界、政治の世界を司るとされている。つまり、古代において出雲と大和はそれぞれ「幽」と「顕」を象徴する場所として、重要な役割を担っていたのだ。
令和2年は、日本が国内外から大いに注目される時でもある。「幽」と「顕」を象徴する地、島根県と奈良県が東京国立博物館と共同で展覧会を開催し、出雲と大和の名品を一堂に集めて、古代日本の成立やその特質に迫る。
※会期中、一部作品、および場面の展示替えあり
前期:1月15日(水)~2月9日(日)
後期:2月11日(火・祝)~3月8日(日)