べ・サンスン「Chandelier」

Chandelier

年々注目度が増すアートシーンの中でも、特に東アジアを視野に据えたフィールドワークで活躍するべ・サンスンによる展覧会「Chandelier」を開催する。 べ・サンスン（b.1971）は、東アジアの歴史の中で、闇に埋もれていきそうな、時代の影に生きる人たちに光を当て、油彩・写真・版画・セラミックといった多様な手法で制作している。
作品に一貫して現れる大らかなラインは、流れの向きや強さが柔軟に交錯する。人と人との関わりや、分離と連接の関係性に着目し、「結び目- Knot-」を主題とした有機的抽象作品を手掛けてきた。 本展では、近年取り組んでいる「都市と記憶の共有」をテーマとする作品から、フロッタージュ「stone」シリーズも併せて展示する。