【3月4日で閉幕】何必館コレクション ロベール・ドアノー展
20/2/1(土)~20/3/4(水)
そごう美術館
20世紀を代表する写真家ロベール・ドアノー(1912-1994)は時代を超えて愛され続けている。パリの雑踏の中の恋人たちをとらえた《市役所前のキス》は誰でも一度は目にしたことがあるはずだ。
パリ郊外のジョンティイに生まれたドアノーは、石版画を学んだのち、18歳の頃より本格的に写真に携わる。雑誌『ヴォーグ』や『ライフ』などの仕事を行う一方、パリの街をくまなく歩き回り、その日常をユーモアと愛情を持って写し出す。卓越した観察眼により、パリとパリの人々の撮影に生涯を捧げた。
本展は、機械(カメラ)ではなく、あくまで人間を感じさせるドアノーの作品を「恋人」「街路」「子供達」「酒場」「芸術家」といった5つのセクションにわけ、オリジナルプリント約75展で展覧する。
さらに、「アトリエ・ロベール・ドアノー」を訪ね、撮影した写真や娘たちへのインタビュー映像なども交え、ドアノーの世界を多角的に探る。