与勇輝展 昭和の面影
20/1/18(土)~20/3/8(日)
しもだて美術館
与勇輝(1937~)は、国内外で活躍する創作人形作家として知られている。マネキン会社で培った技術と主に布を使って独自の方法で人形をつくり、その立体感から「布の彫刻」と称され、国内はもとより国外でも観る人に共感や郷愁を誘い、高い評価を受けている。
平成25年度の企画展「郷愁の譜 与勇輝展」に次いで2回目の同館開催となる本展覧会では、「昭和の面影」と題して、代表作≪午後の乗客≫、≪お留守番≫をはじめ、戦中・戦後の混乱の中で生きた子ども時代を作品に投影したり、古布を使った着物姿や遊びに熱中する子どもたちなど日常のささいな表情をとらえた、初期から近作まで約100体を展示する。与勇輝の人形の世界を通じて、懐かしい昭和を、そして昭和を知らない世代にはその面影を感じていただけたらと思う。