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水野里奈「みてもみきれない。」

20/3/4(水)~20/3/27(金)

ミヅマアートギャラリー

水野里奈《タイルの花》2019 キャンバスに油彩 53×53 cm ©MIZUNO Rina Courtesy Mizuma Art Gallery

1989 年愛知県生まれの水野は、名古屋芸術大学で洋画を学んだ後、多摩美術大学大学院研究科修士課程絵画専攻油画領域を修了した。昨年は、ポーラミュージアムアネックス(東京)やギャラリー桜林(常陸国出雲大社内・茨城)で個展を開催し、5メートルを超える大作も発表した。
油画をベースに置きながらも、細密画や水墨画など、多くの芸術的要素を積極的に取り入れ、作品へと昇華していく水野。特に、トルコを訪れた際に、中東特有の細密画の装飾性に触れた体験は、現在の作風に繋がる大きな出来事となった。
重層的(レイヤー)に置き換えて構成される画面には、緻密な装飾性と大胆なストローク、極彩色と単色、西洋と東洋といった相反する要素が混在する。さらに、麻のキャンバスを部分的に残すことによって、奥行きと複雑さが増し、鮮烈な印象を私たちに与える。
一方、ドローイング作品に見られる即興で勢いのある滑らかな線は、植物を主体として様々なモチーフと絡み合い、意のままに変化しながら柔軟に多様なものと関係性を結んでいく。
本展では、水野が描き続けてきた油彩とドローイング、それぞれの新作群を発表する。また、新作の一部には背景として巨大な壁画も描かれる予定である。
「今まで描いてきたものが無かった事になってもいいほどの特別な一枚を描きたい。」と語り、一枚一枚に精魂を注いで描き続ける水野里奈の挑戦を、見ることができる。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

☆本展はアポイント制での開廊となるため、事前に電話にて要申請(03-3268-2500)
12:00~17:00、日曜・月曜・祝日休廊

※3月4日のみ11:00~19:00

料金

無料

出品作家

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