【開催延期】眞板雅文展
20/4/4(土)~20/4/26(日)
GALLERY CAPTION
眞板雅文 「遠い風景」 ロープ、紐、枝、他 294×23×23(cm) 1986年(写真:大須賀信一)
一貫した自然観のもと、様々な素材を介して制作をつづけた 彫刻家 眞板雅文(1944年-2009年)。
1976年と1986年の2度にわたり「ヴェネチア・ビエンナーレ」に参加し高い評価を受け、ギャラリーや美術館での発表の他、野外彫刻やパブリック・アートを精力的に手掛けたことで知られている。眞板は「常に旅人でありたい」と、自らの足で気の向くままに歩くことを好み、旅するようにアトリエを転々としながら、その場所、その空間、またその瞬間に、身体を通して向き合い、そこで起こることを見ようとしてきた。本展は、GALLERY CAPTIONにおいて1986年と1990年に開催した個展の出品作品を中心として、80年代のシリーズ<植物=風景>(*)を『<つくる>ことと<歩く>ことの繋がり』(*)から、捉え直そうとするものである。旅の先々で、自然と豊かな関係を結びながら歩きつづけた作家の軌跡を展覧できる。