戸栗美術館 名品展Ⅰ―伊万里・鍋島―
20/4/11(土)~20/12/20(日)
戸栗美術館
戸栗美術館は東洋陶磁器専門の美術館として、1987年11月に渋谷区松濤に開館した。
収蔵品の中核をなすのは、日本初の国産磁器であり江戸時代の人々の暮らしを豊かに彩った伊万里焼と、将軍献上を目的とした贈答品である鍋島焼。 両者とも、江戸時代においては暮らしの中で使用されるうつわだったが、今では絵画の様に鑑賞する美術品として我々の眼を楽しませてくれる。
今展では、「磁器を鑑賞する」ことに注目する。実用のうつわから美術品への評価の歴史を辿りながら、それぞれの時代にどのような人々がどういった言葉でその魅力をあらわしてきたのか、そうして評価されてきたうつわを現代ではどう見るのかを考える展覧会。伊万里焼・鍋島焼それぞれを代表する珠玉のうつわとともに、時代の特徴から文様・器形の楽しみ方まで、陶磁器鑑賞のコツを紹介する。名品が一堂に会するまたとない機会です。心ゆくまでご堪能いただきたい。
同時開催:特別展示室「磁器誕生から100年の変遷」
創始期からの約100年間に作られた伊万里焼を年代順にその様式の特徴に沿って紹介する。