没後10周年 平山郁夫 シルクロードコレクション展
20/4/25(土)~20/6/28(日)
茨城県近代美術館
平山郁夫(1930〜2009)は仏教東漸とうぜんやシルクロードの文化交流をテーマに、戦後の日本画壇において活躍した。平山は中学生の時に広島で被爆し、若い頃はその後遺症に苦しめられている。こうした体験から救いを求める気持ちと平和への祈りを託して、仏教をテーマとすること、人生の体験に基づく絵を描くことを制作の柱とし、140回以上シルクロード各地を訪問、現地に立った実感をもとにした独自の画風を築いた。
また平山は、取材に同行した美知子夫人と共にシルクロードの彫刻や工芸品の収集を行い、約9,000点のコレクションを形成した。美知子夫人は、取材に同行したことにより、日本文化とシルクロードの多くの国とのつながりを実感した、と語っている。
本展では平山郁夫シルクロード美術館所蔵の平山作品と、工芸品等のコレクションにより、平山夫妻の歩いた道をたどる。