【開催中止】ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展
20/5/2(土)~20/7/5(日)
東京富士美術館

世界で唯一、侯爵家の家名が国名となっているリヒテンシュタイン公国。スイスとオーストリアにはさまれた小国ながら、屈指の豊かさを誇り、その美術コレクションは宝石箱にもたとえられ、世界の注目を集めている。本展は、侯爵家秘蔵の絵画と華やかなウィーン窯の陶磁器と合わせて、約130点で構成している。絵画ではルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)、クラーナハ(父)を含む北方ルネサンスの画家から、バロック、ロココを中心とした油彩画まで、肖像画・宗教画・神話/歴史画・風景画・静物画と余すところなく紹介する。また、特に陶磁器のコレクションはハプスブルク家の庇護のもと発展した一段と華やかな技巧を凝らしたウィーン窯の作品群と、ヨーロッパで大変な人気を博した中国の景徳鎮や日本の有田焼の古伊万里に独自の金属装飾を施し、装飾品として愛用された作品群が一堂に会する。宝石箱から奏でる絵画と陶磁器の優雅な共演を楽しんでほしい。