岡本光博キュレーション「天覧美術」
20/5/22(金)~20/5/31(日)
【休館中】KUNST ARZT
VvK(アーティスト・キュレーション)展覧会の27回目として、岡本光博キュレーションによる「天覧美術/ART with Emperor」展を開催する。
「令和」という新しい時代を迎え、改めて天皇制を考察する企画。
流麗なイケメン日本画で知られる木村了子は、独自のリサーチから、禁断のタブーをモチーフにした「菊福図」の最新バージョンを、通奏低音として天皇制と対峙し続ける。小泉明郎は、情念と鬱積した想いがあふれ出す初期の映像作品を、孤高の細密描写表現者として知られる鴫剛は、本展の為に新たに彩度調整を施した「ピンクの国会議事堂」と米軍と共存する一場面を、人体、地球の構成成分、文明の礎……鉄という素材の本質を考察する藤井健仁は「昭和」「平成」という時代を映し出す二人の首を叩き出し、そして、本展キュレーターでもある岡本光博は、「世継ぎと金継ぎ」を掛けた新作と「あいちトリエンナーレ<表現の不自由展>を受けて、改めて隣国との関係性(ルーツ…)も考察した新作を発表する。
SNSによる一億総監視状態の
不寛容な現代だからこそ、
あえてアートとしての可能性を
問いたいと考えています。
本展は、5月22日~31日に御所編を
KUNST ARZTにて開催し、
その後、皇居編を6月2日~20日(日)に
eitoeikoに巡回します。