皆川月華・泰蔵
20/6/20(土)~20/9/13(日)
京都文化博物館
皆川月華(1892-1987)は、日本近代染色の先駆的な役割を果たした作家。明治25(1892)年京都市に生まれ、友禅の染色図案を学び、都路華香に日本画を、関西美術院で洋画を学び、友禅染に絵画的手法をとり入れた「染彩」の技法を確立して、染色工芸界のパイオニアとして活躍した。
皆川泰蔵(1917-2005)は、京都市立美術工芸学校に学んだ臈纈染の作家。のち皆川月華の長女・千恵子と結婚した。国内外の旅行を重ね、「対象から受けた感動の残像を、ぎりぎりまで単純化を重ね、現実の風景を抽象化し、力強く魅力に満ちた作品を制作する」姿勢から、多くの作品を制作した。
今回の展示では、京都府所蔵の月華・泰蔵作品の作品を紹介する。