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マイケル・ウィッテル「思考の肖像 -Bird Call Full Moon-」

20/7/5(日)~20/7/21(火)

ギャラリーあしやシューレ

Michael Whittle(b.1976)はイギリスの大学で生医学を学んだ後、2005年にロイヤルカレッジオブアートで彫刻修士号を取得、2010年に京都市立芸術大学大学院で学び、現在は京都を拠点に、ニューヨーク・パリ・香港・ソウルなどで意欲的な発表を続け、高い評価を得ている。Michael Whittleは、サイエンスとアートをダイアグラムの認識下で捉え直し、客観的な科学の美しさを詩的なドローイング作品に描き起こしている。
「我々は絵画を見るとき、作者がどのようなシンボルやサインを暗示しているのかを読み取ろうとします。しかし我々はダイアグラムをツールとして、またはガイドとして活用することもできるのです。……ダイアグラムは、最も古いそして最も基礎的なコミュニケーションの手段の一つなのです。」(Michael Whittle)
アートと科学の融合には、これまでにも様々なアプローチがあった。抽象表現主義の画家、ジャクソン・ポロックが描いた作品は、絵の具をカンバスに垂らしたもので、その文様は一見デタラメにも見えるが、実は自然界のフラクタルと呼ばれる構造が含まれているとも言われる。宇宙にはデザインの相似性があり、部分は全体と似た形となる、つまり小さなものの中には宇宙があるというフラクタルの概念は、これまで美術や文学の中にも登場してきた。
Michael Whittleが試みる「ダイアグラム」の手法は、物事のコンセプトを抽象化された図・記号・関係表現によって一目瞭然に表そうとするものである。例えば、「月の南極サーモマップ」、「宇宙の塵」、「棘先に付着する光合成ディスク」、「網膜血管」など、自然界に潜む極小世界を描きながら、宇宙の原理に迫る。
同展では、2018~2019年京都大学総合博物館で開催されたMichael Whittle展「思考の肖像-美術と科学のダイアグラム-」で発表した大作「2つの大波」(テンプル屋根図と2点干渉パターンとデブリ)をはじめ、新作を含めたドローイング作品を展示する。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~17:00、水曜日・木曜日・金曜日・土曜日休廊

料金

無料

出品作家

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