シリーズ展7「仏教の思想と文化 -インドから日本へ- 特集展示:シルクロードの信仰」
20/7/11(土)~20/8/16(日)
龍谷ミュージアム

古代のユーラシア世界には、さまざまな信仰が存在しており、それらがシルクロードなどの交易路に沿って広がっていった。新しい信仰は、もともとその土地で信仰されていた神々と、ときには争いときには融合しながら、徐々にその地歩を築いていったのだ。仏教も、古くから存在したインドの神々を取り込み、さらに伝播したそれぞれの土地で現地の信仰と柔軟に融合することで発展してきた。
今回の特集展示では、シルクロードで結ばれた各地に存在していたさまざまな信仰と神々を、彫刻や絵画、そして現地から出土した文書などから具体的に紹介する。多様な信仰が、互いに影響を与えあいながら同居していた古代のユーラシアのあり方は、我々が現代の社会を考えるうえでも重要なヒントになるのではないだろうか。