池大雅−文人たちの交流−
20/8/12(水)~20/9/22(火)
京都文化博物館
池大雅は享保8年(1723)京都に生まれ、幼い頃から書をよくし、文人画といわれる分野で活躍した。中国に端を発する「文人」たちは、幅広い教養と知識をもって国のあるべき姿を問うた人々だ。彼らは互いに漢詩を送りあったり、共に書画を作りあげたりしながら、理想の国家、理想の生き方を論じた。大雅が生きた時代、日本でもまた地位や立場を問わず、文人たちは諸国を行き来して知見を深めていった。大雅も中国の文人画に学びながら、同時代を生きる知識人たちと交わった。さらに没後は多くの文人たちが、大雅への憧れを口にしている。
本展覧会では、池大雅美術館から京都府に寄贈されたコレクションを中心に、大雅をめぐる文人たちの交流を紹介する。