fumiko imano「somehow somewhere sometimes at some place for some reason」
20/10/17(土)~20/11/21(土)
KOSAKU KANECHIKA

sacre coeur/paris/2017, 2017 Photomontage (C-print) 21.0 x 28.0 cm © fumiko imano Courtesy of KOSAKU KANECHIKA
2018年春夏コレクションよりLOEWEのパブリケーションで作品を発表するなど、ファッションとのコラボレーションでも活躍し高く評価されるfumiko imano。代表作は、35mmカメラで撮影した セルフポートレイトを切り貼りし、双子のモチーフに仕上げるフォトモンタージュのシリーズだ。無邪気でノスタルジック、思わず微笑んでしまうようなユーモアあふれる家族写真風のイメージ。一方で、はさみで切ってつなぎあわせたラインが、それが虚構であるとはっきりと伝えている。デジタルの時代にあえて手作業でシン プルにつくられるフォトモンタージュは、プレイフルでありながら、 アイデンティティについての冷静な洞察でもあり、新たな物語のための視覚言語でもある。
同展は、2016年から海外の色々な場所で撮影してきた作品や、今年に入って自宅の周辺で撮影した作品などからセレクトした約30点の作品で構成。特に、これまでほとんど発表してこなかった、モノクロームを赤い糸で縫い付けた作品を展示する。