日本陶磁の源・陶邑窯 ―猿投窯の前に立ちはだかった巨大な壁―
21/1/9(土)~21/3/21(日)
愛知県陶磁美術館
古墳時代に始まる国内最古の陶磁器―須恵器(すえき)。それまでの土器とは全く次元の異なる須恵器の登場は、日本史上最大のやきもの革命だった。この革命の地こそ大阪府の陶邑窯で、大和政権傘下の元、須恵器の生産を牽引し、時代の要望に答えながら、奈良時代に到るまで国内最大の陶産地として君臨した。
本展では、陶邑窯の作品群を以下二つのテーマから紹介する。
①古代史の潮流をも読み解ける、陶邑窯のダイナミックな作風の軌跡に迫る。
②陶邑窯に続き、やきもの界の主役へ躍り出る、当県の猿投窯の作品を加えることで、古代のやきもの産地の二大巨頭の魅力を見比べる。
陶邑窯を軸に古代のやきものの魅力に迫る、全国的にも類を見ない展覧会だ。