ヒコーキと美術
21/2/6(土)~21/4/11(日)
横須賀美術館

本展では、飛行機という20世紀の一大発明が私たちに与えた影響について、美術の視点から見ていく。それまでになかったスピードや、空中感覚を経験させる飛行機は、人々のヴィジョンにも少なからず変化を与えた。また、その機械としての洗練された機能美は、新しい時代にふさわしいモチーフとしての魅力に満ちている。いっぽう、悲しむべき必然として、飛行機は早くから戦争に利用されてきた。近年研究が進められている戦争記録画にも、その姿は多く登場している。 現代の私たちにとって、飛行は必ずしも特別な体験ではなくなってきている。本展は、飛行へのあこがれと驚きのあった時代の絵画や資料およそ50点を通じ、飛行機が私たちにもたらした光と影について、あらためて考える機会となるだろう。