企画展 うるわしき花と鳥

花々の美しい姿や豊かな香り、鳥たちのしぐさや心地よい鳴き声は古来、人の心を潤してきた。人はその美しさをさらに昇華させて、身近な絵画や工芸品の中に花鳥を写し込んだ。花と鳥を様々に組み合わせることにより四季を表現し、あるいは姿・形を抽象化し洗練されたデザインとした。
また、花や鳥は自然科学の研究対象でもあり、そこから生まれた図譜(ずふ)などに新しい美の世界が創出されることもあった。日本で育まれてきた花と鳥にまつわる世界を、絵画や工芸品により紹介する。