Human and Animal 土に吹きこまれた命
21/4/24(土)~21/6/20(日)
岐阜県現代陶芸美術館

多様な素材や手法が用いられて美術作品が制作される現代、アート・デザイン・陶芸・彫刻といった芸術の諸分野の境界線は、ますます曖昧になっている。そのなかで、日本、また海外でも、「土」が広く造形の素材として捉えなおされ、素材としての土に、従来の陶芸分野に留まらない幅広い表現の可能性が見いだされている。
本展では、人と動物という根源的なモチーフに、土素材を通じて向き合う国内外の5作家、ベス・カヴェナー(アメリカ)、スーザン・ホールズ(イギリス)、奈良美智(日本)、ステファニー・クエール(イギリス)、キム・シモンソン(フィンランド)による陶作品や関連作品、約100点をご紹介する。
作家らは、それぞれの関心のもと、土素材の特質に、いきもののもつ生命とリアリティを重ね合わせ、表現している。土がもつ力、そして土のアートの新たな局面を浮き彫りにする、多彩ないきものたちの姿をお楽しみいただきたい。