特別展 揚州八怪
21/6/12(土)~21/8/15(日)
大阪市立美術館

揚州八怪は、清時代18世紀に揚州という都市を舞台に、先進的で個性あふれる創作をおこなった書画家たちであり、後世の批評家が選んだ8人の呼び名である。日本において揚州八怪の芸術がまとまった形で紹介された機会はごくわずかであり、大阪市立美術館では1969年以来、じつに52年ぶりの開催となる。揚州八怪の魅力は、洗練された筆墨による創意あふれた制作はもちろんのこと、ときに挫折や身の不自由に苦しみながら、それらを芸術に昇華していった各個の人間性にある。本展では、日本国内に収蔵される関係作品を含めた73件と、中国屈指の収蔵を誇る上海博物館の協力のもと、精細な画像によって八怪の名品を補い、揚州八怪の全容に迫りたいと思う。中国書画の伝統を近代まで切り開いた先進的な彼らの芸術を、この機会に存分にお楽しみいただければ幸いである。
※新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、来日の予定であった上海博物館の作品は、画像でのご紹介となる。
※展示替えあり。
前期:6月12日~7月11日
後期:7月13日~8月15日