開館30周年記念 studio COOCAのパッパラパラダイス2021-これがとってもとくいです
21/7/10(土)~21/9/12(日)
平塚市美術館

川村紀子《はだかんぼ》1998年
studio COOCA(スタジオ・クーカ)は、2009年に設立された平塚市内の障害福祉サービス事業所だ。様々なハンディキャップをもった人が、得意なことで仕事をすることを目指し、アートをテーマとして活動を続けてきた。とりわけ障害者アートの世界で著名なアーティストを擁する施設として知られている。
これまでに、ギャラリーや公共スペース、美術館などで展示活動やワークショップを積極的におこなってきた。商品デザインやパッケージ、各種メディアで作品を目にすることも多く、国内外のアートマーケットやデザイン関係者から高い評価を得ている。また、2015年からは、GALLERY COOCA & CAFE(平塚市明石町)を開設し、施設利用者とまちの人たちとのコミュニケーションの場をつくり、地域の文化的な交流もおこなっている。
本展では、平塚市内で長く活動してきたstudio COOCAの作家による絵画とインスタレーションを中心に、公開制作やパフォーマンスもあわせてその作品を紹介する。いずれもカラフルな色彩や個性の強いキャラクターなどで特徴づけられる独自の世界観をもっている。さまざまな枠組みに縛られない自由な表現が人々を楽しませ惹きつける原動力となり、同時に社会的なインパクトもあるアートとなっているのだ。
アートに特化した福祉施設は全国にも多数あるが、studio COOCAの活動は、所属アーティストのそうした特色を最大限にいかして、つねにさまざまなボーダーを問うところにオリジナリティがある。明るく突き抜けた作品は「障害とは?」「アートとは?」というメッセージを発している。本展では、あらゆる人にとって、斬新なアートとの出会いを提供する。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
9:30〜17:00、 月曜日休館(ただし、8/9は開館し、翌火曜日休館)
※入館は閉館の30分前まで
料金
一般700円、高大生500円
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
出品作家
ほか