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甦る幻の名作 石井林響《和気清麿》展

21/7/13(火)~21/9/20(月)

千葉県立美術館

石井林響《和気清麿》明治40(1907)年

石井林響(いしい・りんきょう)の幻の名作《和気清麿》(わけのきよまろ)は、歴史上の人物・和気清麻呂の逸話を題材にした作品で、明治40(1907)年に始まった第1回文展(文部省美術展覧会)に出品された。その後、長らく所在不明だったが、令和元(2019)年度に所蔵者から寄贈を受け、令和2(2020)年度に修復を完了し、この度初公開する。
早朝の宇佐神宮に到着し、神託拝受に詣でる清麻呂の、不安と決意を描きあげたこの作品は林響の代表作であり、日本の近代絵画史においても資料的価値の高い作品だ。
千葉県千葉市に生まれた石井林響(本名・穀三郎 1884~1930)は、旧制千葉中学校(現在の県立千葉中学校・高等学校)に進学し、図画教師・堀江正章に画才を認められ絵の道に進んだ。橋本雅邦に師事し、雅邦の門下生で結成した「二葉会」主催の展覧会に《木華開耶姫》を出品し二等賞受賞、この翌年《和気清麿》を発表。弱冠23歳の作とは思えない、充実した技術と表現力を示した。
この展覧会では《和気清麿》を中心に、千葉県立美術館が所蔵する林響の他の作品を併せて展示するとともに、修復作業の過程を解説し、明治から100年の時を経て甦った幻の名作《和気清麿》を紹介する。

開催情報

ジャンル
美術館

9:00〜16:30、月曜日休館(ただし、月曜日が祝日・振替休日に当たるときは開館し、翌日休館)

料金

コレクション展共通:一般300円、高・大学生150円

※65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料

出品作家

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