ムサシノサウルス”834頭”が大集合! 黒川みつひろといっしょに作る展覧会
21/7/31(土)~21/8/11(水)
武蔵野市立吉祥寺美術館
ⓒMitsuhiro Kurokawa 2021
「井の頭恩賜公園の井の頭池から、恐竜の骨がみつかったよ」という設定で、架空の恐竜“ムサシノサウルス”の絵を大募集した、子ども向け公募ワークショップ「ムサシノサウルス発見! 恐竜の絵を描こう!」。なんと、834頭の“ムサシノサウルス”が吉祥寺美術館にやって来た。
いったいどんな恐竜だろう? コロナ禍の今だからこそ、自由に空想の翼を広げて欲しいと願いを込めた今回のワークショップに参加してくれた子どもたち、834人が描いた“ムサシノサウルス”は、全頭とも個性的で生命力に満ちあふれている。
肉食か植物食か、鋭いアゴやかぎ爪、毒のあるギザギザの歯、敵を倒す尾、虹色の体やフワフワの羽毛、水陸両方で生息、水かきがあり魚が主食、危険が迫ると変身する、最強の恐竜、集団で生活、仲間思いなど…。クレヨンや色鉛筆、水彩絵の具やコラージュを用い、さまざまな画材や技法で生み出された、特色ある姿には、それぞれにきちんと理由があるのがわかる。
講師に迎えた恐竜絵本作家・黒川みつひろは、「恐竜という存在を通して、子どもたちに自然のエネルギーを感じて欲しい」と、常に真摯に絵本を描き続けている。今回は、大人気の「恐竜トリケラトプス」シリーズや、黒川の原点ともいえる『恐竜の谷』、『恐竜図解新辞典』、『恐竜かるた』の絵本原画に加え、「ムサシノサウルスの骨の化石」のイラストや、黒川自身が想像した“ムサシノサウルス”も展示する。834人の子どもたちと、黒川みつひろがいっしょに作る展覧会。総数835頭の“ムサシノサウルス”たちを、どうぞお楽しみいただきたい。