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ジョナサン・チャプリン Statuesque

21/7/22(木)~21/8/15(日)

NANZUKA 2G

Standing Figures I (Dusk) 2021 ABS resin, urethane paint, oil-based gloss protection H140 x W130 x D80 cm

この度、NANZUKAはNY在住のアメリカ人若手アーティスト、ジョナサン・チャプリンの新作個展「Statuesque」をNANZUKA 2Gにおいて、また「Private Domain」を3110NZにおいて、2会場同時期開催する。本展は、チャプリンにとって2020年1月に渋谷2丁目の旧NANZUKAメインスペースでの大型個展に続く展覧会となる。
チャプリンの作品において、「レンダリング」というコンピューター言語は、もはや美術用語として語られる。物体の形状、物体を捉える視点、物体表面の質感/テクスチャー、光源、シェーディングなど、チャプリンは自身の絵画制作に必要なあらゆる物理的な要素を、予め3Dプログラムを駆使したコンピューターの画面上でシミュレートする。 このような制作手法は、画家の眼がスケッチを通して育まれていくという美術史上の古典的神話をあたかも否定しているかのように見えるが、チャプリンは興味深い事に、セザンヌやピカソ、フェルナン・レジェ、マティス、マックス・ベックマン、フィリップ・ガストン、トマス・ハート・ベントン、アレクサンダー・アーキペンコ、アンリ・ローランスといったアーティストの作品を研究対象とし、自身の特徴的なスタイルで再解釈した作品を多数描いている。
本展の新作は、一日の移り変わる光を用いて時間と空間の関係性を表現しようというチャプリンの新しい試みを垣間見ることができる。新作のペインティング「Disassembled Home」(分解された家)では、あたかもドールハウスのパーツのように家の構成要素がバラバラに配置されて描かれているように見えるが、空間を一体化させる光の演出によって、私達はそこに明確な関係性を見出す。このようにデジタルツールを駆使することで、私達人間の視覚認識領域を広げようとする試みは、鉛筆と同じようにマウスを使いこなすことのできるデジタル世代を自負するチャプリンにとって、クリエイティブな実験と遊びの実践とも呼べるものだ。
本展のために、チャプリンは3点の新作ペインティングと2点の立体作品を制作した。展覧会期間中は感染症対策を徹底し、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げている。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~20::00、休業日はPARCOの営業日に準ずる

料金

無料

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