和田誠展
21/10/9(土)~21/12/19(日)
東京オペラシティ アートギャラリー

軽快なタッチと優しい色づかいで描かれたイラストレーション、映画や音楽に関するエッセイ、ことばあそび満載の絵本など、誰もが一度は和田誠の作品を目にしたことがあるのではないだろうか。
谷川俊太郎や星新一、丸谷才一などの本の挿絵、井上ひさしやつかこうへいの演劇のポスター、レコードやCDのジャケットなど、イラストレーションやデザインの仕事が広く知られているが、自身のエッセイや絵本など、著作も数多く残した。さらに、自ら監督をつとめた映画やアニメーション、立体作品、落語や演劇の台本、訳詞や作曲など、その創作はジャンルの垣根を超えて、豊かな広がりを見せている。
私たちは和田誠の仕事を断片的に知ることはあっても、その全貌を見る機会はそれほど多くはなかっただろう。本展では和田誠の多彩な作品を展覧しつつ、和田の言葉や出会った人々、幼少期に描いたスケッチなどを交え、その創作の源流をひも解く。