サウンド&アート展 -見る音楽、聴く形
21/11/6(土)~21/11/21(日)
3331 Arts Chiyoda

本展は「見る音楽、聴く形」をテーマに、新しい創造的な楽器やサウンドをめぐる作品を集めた展覧会。
美術と音楽の歴史を紐解いてみると、そこにはさまざまな交差点がある。一般的に「音楽」といえば、楽譜に書かれたものを楽器で演奏して作るものと考えられている。けれども、20世紀に入ってからは、これまで音楽とは考えられなかった「音」や視覚的な要素を音楽の中に取り込む試みがなされてきた。既存の楽器では出せない「音」や視覚的な要素を作り出すために、新しい「楽器」が作品として作られた。その一方で、一般には視覚芸術に分類される彫刻やオブジェ、インスタレーション作品の中には魅力的な「音」を奏でる作品がある。
今回の展覧会は、そうした「見る音楽」と「聴く形」を集めたもの。1913年より、未来派のルイージ・ルッソロが制作した《イントナルモーリ》(複製)、音響工学を学んだベルナール・バシェと彫刻家であったフランソワ・バシェ兄弟による音響彫刻作品、日本のサウンド・アートの草分けである吉村弘の《サウンド・チューブ》、音も含めて美術作品として提示する宇治野宗輝の自動リズム演奏装置「The Rotators シリーズ」などさまざまなアイデアによる独自の作品約 40 点が一同に会する。
楽器であり、美術作品でもある作品群は「音」と「形」のはざまで見る人をとりこにすることだろう。まさに唯一無二、オリジナルな作品をお楽しみいただきたい。
会期中、出展作品の演奏をご鑑賞いただけるコンサートや作品制作者自らによるトーク&デモンストレーション、コラボレーション、創造的な音楽ワークショップ、展覧会の意味を深めるディスカッションなどを多数開催予定。
開催情報
- ジャンル
- ギャラリー
12:00〜18:00(要予約)、会期中無休
※入場は17:30まで
※要予約
料金
予約券一般1200円、高校・大学生600円、中学生以下300円
当日一般1500円、高校・大学生900円、中学生以下600円
※未就学児無料
※障害のある方は半額、お一人で会場までお越しになれない障害のある方の付添の方1名まで無料