ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ
21/11/20(土)~22/1/23(日)
静岡市美術館

歴代国王の戴冠式が行われた大聖堂で知られるフランス北東部の都市、ランス。街の中心に立つランス美術館には、世界屈指の風景画コレクションが収蔵されている。
フランスで風景画が隆盛を極めた19世紀、官立の美術アカデミーでは風景画のコンクールが開催され、このジャンルに特化した指南書が相ついで刊行された。また、チューブ入り絵の具の開発と鉄道網の発達が戸外制作の流行をもたらし、ありのままの自然を描く前衛画家たちの登場を促すことになる。
本展ではランス美術館のコレクションを筆頭に、約70点の出品作を通して、新古典主義からバルビゾン派、そして印象派に至る近代風景画の展開をひも解く。アシル=エトナ・ミシャロン(1796–1822)、カミーユ・コロー(1796 –1875)、ギュスターヴ・クールベ(1819–1877)、シャルル=フランソワ・ドービニー(1817–1878)、ウジェーヌ・ブーダン(1824–1898)、クロード・モネ(1840–1926)、ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841–1919)など、19世紀の巨匠たちによる名品が揃う。なかでも16点の油彩画が一堂に会するコローの展示は必見だ。ランス美術館がリニューアル休館中の今だからこそ実現できたこの機会に、ぜひご覧いただきたい。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
10:00〜19:00、月曜日(ただし1月3日(月)・1月10日(月・祝)は開館、1月4日(火)・1月11日(火)は休館)、年末年始[12月27日(月)–1月1日(土・祝)]休館
※入館は閉館の30分前まで
料金
前売・団体一般1100円、大高生・70歳以上700円
当日一般1300円、大高生・70歳以上900円
※団体は20名以上
※中学生以下無料
※障害者手帳等をご持参の方および介助者原則1名は無料
※当館窓口での観覧料のお支払いは現金のみとなります(クレジットカード・電子マネー等はご利用いただけません)