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第15回 shiseido art egg 中島 伽耶子 展

21/11/23(火)~21/12/19(日)

資生堂ギャラリー

「light dress」2019 アクリル樹脂、電球、自然光、LED電球、色紙、ボタン、配線コード

いま、私たちが住む世界ではこれまでと異なる新しい日常が営まれている。不安定で流動的な日常を過ごす中で、人々の価値観も大きく変わった。また、生活様式だけでなく、芸術・文化を取り巻く環境も大きな変化が生じている。こういう時代だからこそ、私たちは新しい現実を柔軟に受け入れながら、アートがはたせる役割を問い続けていく。
資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という活動理念のもと、アートによる美しい出会いや経験を人々に提供する活動を続けてきた。
shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした公募プログラムで、瑞々しい新進アーティストによる「新しい美の発見と創造」を応援するもの。入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様に、担当キュレーターと話し合いを重ね、ともに展覧会を作り上げる。
第15回目となる本年度は、全国各地より243件の応募をいただいた。今回も資生堂ギャラリーの空間を活かした独創的なプランが多く提案されたが、選考の結果、独自の視点から今日の世界の新しい価値観や美意識を表現する 3名、石原 海(いしはら うみ)、菅 実花(かん みか)、中島 伽耶子(なかしま かやこ)が入選となった。
入選者の個展を2021年9月14日(火)~12月19日(日)にかけて、それぞれ開催する。不確実・不安定と言われる時代だからこそ、真摯に現代社会に向き合い、生み出される作品は見るものに新たな気づきをもたらすことだろう。本展覧会がよりよい社会を実現する一助になりましたら幸いである。
なお、今年度のshiseido art egg賞※の審査員には、今日のクリエイティブシーンで活躍するプロフェッショナルとして、金沢 健一(彫刻家)、小田原 のどか(彫刻家/評論家/出版社代表)、小林 エリカ(作家/マンガ家)の 3氏をお迎えして審査を実施する。
中島は、壁や境界線をモチーフとして人と場所との関わりについて問う作品を制作している。本展では、ギャラリーを巨大な壁で分断し、鑑賞者の動きによって光と音のみが行き来する空間をつくる。何等かのサインとなり壁の反対側に送られる光や音は、受け取る側の状態によっては暴力的になるかもしれないし、希望となるかもしれない。実際に会うことなく容易に他者とつながることができる今の時代、コミュニケーションについて改めて考えさせられる展示となるだろう。
※3名の入選作家の展覧会のなかから、資生堂ギャラリーの空間に果敢に挑み新しい価値の創造を最も感じさせた作品に贈られる賞。本年度は12月下旬頃に資生堂ギャラリー公式ウェブサイトで受賞者を発表予定。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、月曜日休館(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)

※日・祝は18:00まで

料金

無料

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