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Creation Project 2021 144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる 百年前掛け

21/12/9(木)~22/1/22(土)

ガーディアン・ガーデン

酒屋や米屋などで見かける前掛けは、正式には「帆前掛け」といい、日本の前掛けの起源は諸説あるが、室町時代までさかのぼるといわれている。体の前に掛ける(垂らす)ことから、「前掛け」「前垂れ」と呼ばれ、日本の伝統的な仕事着としていまも使われ続けている。
前掛けの産地である愛知県豊橋市では、1950〜70年代、多い時には1日に1万枚が出荷された時期もあったそうだ。日本の経済成長とともに、酒蔵や米屋、味噌屋、醤油屋などさまざまな業種で会社やお店の屋号、名前が入った前掛けがつくられ、全国に広がった。
前掛けは、ひもを腰でしっかりと締めて使うため、重いものを運ぶ時に腰を支えたり、肩に前掛けを当てて木箱などの重い荷物を担いだりなど、働く人の体を衝撃から守るミニマムな仕事着として、また、生地に染め抜きを施すことで広告宣伝媒体やユニフォームとして活用されている実用的なアイテムといえる。
今回製作にご協力いただく有限会社エニシング(愛知県豊橋市)は、約100年前のTOYOTA製シャトル織機を使い、日本の伝統的な技術を受け継ぎながら、厚くてしなやかな生地を丁寧に織り上げ、先人たちの知恵と歴史がつまった”100年経っても使える”最高級の前掛けをつくり続けている。
今回のプロジェクトでは、144人のクリエイターの個性豊かなデザインを染め抜いた、オリジナルの前掛けをつくる。この前掛けを、会社やお店はもちろん、キャンプなどのアウトドアやガーデニング、キッチンなど、お仕事や生活スタイルにあわせて、永く愛用していただきたいと願っている。大切な人への贈り物にもおすすめ。
展覧会では、7月に開催したオンラインワークショップ「クリエイション・キッズ・ラボ 2021」で、子どもたちがデザインした前掛けも展示。
売り上げから製作費を除いた収益金は、セーブ・ザ・チルドレンに寄付し、新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に困難な状況にある家庭への食の提供や、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防など、未来を担う日本の子どもたちの支援のために役立てられる。
作品を購入していただくことで、どなたでもチャリティーに参加いただけるプロジェクト。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00〜19:00(要予約)、日曜、祝日、12月26日〜1月5日休館

料金

無料

出品作家

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