おいでよ! 花鳥画の世界
22/2/11(金)~22/4/17(日)
茨城県天心記念五浦美術館

四季折々の花の美しい形や香り、鳥たちの愛らしいしぐさや心地よい鳴き声は、古来より人の心を潤してきた。美しい動植物をモチーフに、生命感あふれる表現がなされた花鳥画は、いつの時代も観る者を惹きつける魅力がある。東洋画の主要ジャンルとして確立した花鳥画は、日本の四季の中で育まれ、近代以降は西洋写実表現の影響や画家の個性が重要視されるなど、新たな展開を見せていった。
本展では、五浦の作家の一人である木村武山をはじめ、荒木寛畝に師事した荒木十畝、五島耕畝、永田春水、院展作家で現代日本画壇を牽引する那波多目功一や西田俊英など、茨城県近代美術館所蔵作品を中心とした花鳥画27点を紹介する。表現の多様さと動物や植物に向けられた画家の眼差しを通して時代を隔てても変わることのない魅力的な花鳥画の世界をご覧いただきたい。