山口勝弘展 『日記』(1945-1955)に見る
22/2/12(土)~22/4/17(日)
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

戦後美術の新しい局面を切り拓いた、日本のメディアアートの先駆者である山口勝弘(1928–2018)は、戦後間もない1945年から1955年までの間に18冊の日記を残していた。そこには日々の制作、訪れた展覧会やコンサート、読書、交友関係といった記録が簡明に記されており、山口自身の創作や思索を探るうえで重要であるばかりでなく、彼が参加したグループ「実験工房」をはじめとする戦後の美術の動きを実証的に検証する上でも非常に重要なものといえる。
本展では近年、調査研究を進めてきた山口の日記から見えてくる、アメリカやヨーロッパの芸術動向の吸収、北代省三や福島秀子といった造形作家と、武満徹や鈴木博義ら若手音楽家による「実験工房」の結成、「APN(アプン)」や「オートスライド」制作などの活動の経緯を、関連作家の作品・資料とともに紹介する。また、山口の初期を代表するシリーズ〈ヴィトリーヌ〉の誕生と展開に迫り、その多彩な活動の出発点を振り返る。
開催情報
- ジャンル
- 美術館
9:30~17:00、月曜日休館(3月21日を除く)
※入館は閉館の30分前まで
※事前予約制予定。詳細は公式サイトをご確認ください。
料金
一般700円、20歳未満・学生550円、65歳以上350円、高校生100円
※中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)は無料です。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:3月6日、4月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く) でご覧いただけます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日の会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」は中止いたします。
※その他の割引につきましてはお問い合わせください。