Javier Calleja(ハビア・カジェハ)「MR.GÜNTER, THE CAT SHOW」
22/6/25(土)~22/7/18(月)
PARCO MUSEUM TOKYO

スペイン人アーティスト、Javier Calleja(ハビア・カジェハ) の展覧会「MR.GÜNTER, THE CAT SHOW」(ミスター・ギュンター 、ザ・キャット・ショー)を開催する。本展は、渋谷の現代アートギャラリー NANZUKAがキュレーションを担当する。
カジェハの作品は、日常生活のさまざまな出来事に驚きとユーモアを与える様々なトリックに満ち溢れている。シュールレアリスムの巨匠ルネ・マグリッドや奈良美智、クリス・ヨハンソンの作品のファンだと公言するカジェハは、その手法を参考にしながら現代を生きる私たちの肖像を大きな目で描く。色彩の変化、設定シーンの転換、表情とテキストの関係などは、特にカジェハが注意深く扱うポイントだ。また、キャラクター化する事によって強調された人物像や、画中に描かれたテキストとの相関関係によって鑑賞者が自ずと読み出すようなストーリーの設定も、カジェハが仕掛けた罠の一つ。コロナ禍に見舞われた世界の中においても、カジェハの作品は、より一層人々を魅了し続けている。そこには、困難に対してもウィットに富んだ発想力で向き合い、人生のあらゆる営みを前向きに捉えようとするアーティストへの共感がある。
本展の主人公「MR.GÜNTER」は、ハビア・カジェハとそのパートナーであるアリシア・マルモルの愛猫だ。本展「THE CAT SHOW」は、カジェハの展覧会を自由に歩き回るギュンターを中心に、日本では未発表の大型の木彫立体作品2点の他、新作のペンティング、ドローイングを含めた選りすぐりの作品たちが、会場全体を使ったインスタレーションとして構成される。また、パルコの公園通り側エントランスには、巨大化したギュンターがパブリックアートとして、皆さんを出迎える。
本展に寄せてカジェハは次のようにコメントをしています。
「日本の皆さんに、私たちの大事な家族であるギュンターを紹介できることをとても嬉しく思っています。」
本展を通して、随所に登場するイタズラ好きで人懐っこいギュンターを、皆さんにお楽しみ頂ければ幸いである。