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公文健太郎 写真展 「眠る島 - THE SLEEPING ISLAND」

22/7/19(火)~22/7/31(日)

スパイラル

写真家・公文健太郎の写真展をSpiral Gardenにて開催する。一年/365日のうち約300日を旅して国内の様々な風景や人々を撮り続けている彼が、2021年3月~9月にかけて香川県丸亀市の離島《手島》を撮影した作品が、写真集“THE SLEEPING ISLAND”としてドイツの出版社より刊行される。本展では写真集の刊行を記念し、本作より写真を厳選し展示、販売する。
現在、人口僅か十数人の島民が暮らす瀬戸内海の東に浮かぶ離島《手島》は、観光地として無名ではあるものの、その歴史を紐解くと特に操船や造船技術において重要な役割を果たしてきた島の一つとして伝えられてきた。しかし、江戸時代の初期~中期に栄えたこの島も今はかつての面影はなく、人口の減少とともに衰退の一途をたどっている。
この静謐な《手島》の印象から『眠る島』と題された本作は、伸び伸びと育つ島の豊かな風土とその中で日々暮らしてきた住人が、停止することなく、静かにゆっくりと、そして深く呼吸し続けてきたからこそ継がれてきた原風景を、公文健太郎が真っ直ぐに写し出している。その光景は、決して後退しているのではなく、むしろ《手島》自らが原来の姿へと還っていくことを選び、人間もそれを望み受け入れているかのように見える。
今日、生きるということはどういうことなのか。本作を通して《手島》という一つの離島に息づく自然と人間の生命の姿形、美しさに触れていただく機会になれば幸いである。
「今、手島に暮らすのは十数人の島民のみとなった。手島の眠りを妨げることなく、その静かな寝息に聞き耳をたてることは、島国日本の今に向き合うことにも繋がるように思う。 ̶ 公文健太郎(写真集「眠る島」より)

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~20:00、無休

料金

無料

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