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オリバー・ペイン「CHUNKADELIC (Disc1)」

22/10/14(金)~22/11/6(日)

NANZUKA 2G

オリバー・ペイン Oliver Payne untitled 2021 Collage on panel H76 x W122 cm

この度NANZUKA は、イギリス人アーティストOliver Payne(オリバー・ペイン) の個展「CHUNKADELIC (Disc1)」をNANZUKA 2Gにて、個展「CHUNKADELIC (Disc2)」を3110NZ by LDH kitchenにて開催する。
オリバー・ペイン(b.1977、ロンドン生)は、キングストン大学芸術学部を卒業、現在、アメリカのロサンゼルスを拠点に活動する作家。1990 年代後半からニック・ラルフとのコラボレーションアーティストとして活動し、2009 年以降はソロアーティストとして、テレビゲームやパンクロックシーンなど、サブカルチャーを土台にした作品を制作し続けている。
今回の展覧会タイトルに於ける「CHUNKADELIC(チャンカデリック)」は、90年代を風靡したテレビゲーム、ストリートウェア、ソフビなどのデザインの特徴となる、太い線、明るく濃い色、頑丈な角度といった、いわゆるチャンキー(分厚く、ずんぐりした)ものを表すある種の美学として使われている。
この美学のもと制作された作品群に寄せてペインは以下のステートメントを残している。
「東京、原宿。狭い裏通りに軒を連ねる古着屋には、1990年代初頭の空気感を携えたアイテムと1960年代にどのU C L Aの学生寮にもあったであろう、雑多な品々が混在している。権威あるアメリカの高等教育機関のアイビー・リーグも、ここでは単なる服作りのインスピレーションの源に過ぎない。
一方、東京セックスピストルズのメンバーたちは各々のファッションブランドを立ち上げていた。ワークウェア、ヴィヴィアン・ウェストウッド、スケートウェアなどは再文脈化され、新たにパッケージ化されては欧米に逆輸入されていった。
チャンクとパンク。懐かしのブームバップやドラムンベースを彷彿とさせる色や形。ポップミュージックの沼から新たな言語が構築されていた。ほんの一瞬だけ過去と未来がうまい具合に共存していた。プラスチック製品は今や美術館に陳列されるほどの価値とステータスを見出され、デニムやレザーといった頑丈な天然繊維の服飾品は、フォームポジットモデルのスニーカーやパステルカラーのゴアテックスなどの人工素材を用いたアイテムとともに街ゆく人の装いを彩っていた。
陳腐でどうしようもなくダサい輩は非代替的な市場や、自らの趣味をもとに収益を得る可能性に魅力を感じるかもしれない。テック業界の億万長者たちに代わり、レトロゲーム愛好家、ソフビのコレクター、ビンテージパンクの収集家たちなどがアート作品を買い求めるだろう。」(オリバー・ペイン、2021年)
NANZUKA 2Gにて開催のCHUNKADELIC (Disc1)では、この美学を取り巻く90年代のモチーフを使ったチャンカデリック・コラージュシリーズと、Nishimoto is the Mouse/COMMON BASE プロデュースによるウルトラマンとのコラボレーションによって生まれたネオ・シルクキャンバスを展示する。
3110NZ by LDH kitchenにて開催のCHUNKADELIC (Disc2)では、今回のペインの来日期間中に製作したコラージュの新作を展示する。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~20:00、原則無休(休業日はPARCOの営業日に準ずる)

料金

無料

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