企画展 遊びの美
22/12/17(土)~23/2/5(日)
根津美術館
「遊び」と聞いて、どのようなイメージが浮かぶだろうか。歴史に目を向けてみると、公家が和歌の上達につとめた歌合や家の芸にまで高めた蹴鞠、武家が武芸の鍛錬として位置づけた乗馬や弓矢など、それらは単なる遊楽ではなかった。遊びは、人が楽しみながら社会の中でより良く生きる術を身に着ける手段であり、日々の暮らしに潤いを与え、生きるうえで欠かすことのできない存在なのだ。
本展では文化としての遊びの諸相を、館蔵の絵画や古筆、なかでも屏風を中心にご紹介する。新春を迎えるにふさわしい、華やかな金屛風の競演をあわせてお楽しみいただきたい。