現代のやきもの 思考するかたち 菊池コレクション 展
23/1/3(火)~23/3/19(日)
菊池寛実記念 智美術館
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栗木達介《しろとぎんの作品》1973年 (撮影:伊藤裕樹)
やきものといえば、一般的には食器のような形を真っ先に想像することだろう。しかし、現代の陶芸作品には器以外にも多彩な形があり、その形を成り立たせている背景に思いを巡らせると、そこには作家の思考が存在していることがわかる。
本展では同館創立者 菊池智(1923-2016)のコレクションのなかから、器らしい形に魅力を見出した作品、器の形や制作過程を踏襲しながらもその範疇に収まりきらない作品、さらに土を用いた自由な創作としての抽象的な作品を一堂にご覧いただくことで、現代陶芸の形の豊かさと、その根源にある作家の創意に迫る。
これら造形に対する考察や素材との向き合い方、それに見合う技法の選択や会得といった、創造性を核とした要素から生まれた現代陶芸のかたちをご覧いただきたい。