花蒐め 松本高明展
23/1/30(月)~23/2/7(火)
松坂屋名古屋店 美術画廊

三重県津市に生まれ、現在は日本美術院同人として、静岡県藤枝市で日々制作に勤しむ松本高明氏。
氏のモチーフとして、まず誰しもが浮かべるであろう、さまざまな植物の姿かたち。
花の盛りを画面に留めながら、それはほんのうたかたの美しさであることの儚さをも訴えかけるような趣を醸し出す。
幼少から植物に親しみ、進学した静岡大学農学部では害虫から植物を守る農薬の研究に携わっていたという松本氏が、植物を描くのは必然の流れであるかもしれない。
「花蒐め(はなあつめ)」と題し、すべて花の作品で構成される今展では、長きにわたり各地を渉猟して蒐められた花々の、それぞれの季節における端正な佇まいをご高覧いただきたい。