芳幾・芳年ー国芳門下の2大ライバル
23/2/25(土)~23/4/9(日)
三菱一号館美術館
落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年(1839-1892)は、幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳(1797-1861)の門下でともに腕を磨き、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作している。
良きライバルとして当時は人気を二分した両人だが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日々新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになる。一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓した。
人生半ばの30歳前後で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代だ。 浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個⼈コレクションを中⼼に振り返る。
※展示替えあり(展⽰替え作品の詳細は後⽇公開)