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宮崎郁子 “Wally and Egon” エゴンシーレと共

23/3/11(土)~23/5/21(日)

カスヤの森現代美術館

幼少期より人形に親しみ、独学で作り続けてきた宮崎郁子は1995年に画集を通しウィーンの世紀末転換期の画家エゴン・シーレ(1890-1918)の作品と出会い、その絵画に導かれるようにシーレの残した作品を主題にして自身の制作を続けている。それは、ただ単に絵画の登場人物を造形としてなぞるのでは無く、画面に向かうシーレに時空を越えて寄り添い、モデルたちに触れ、対話するように形作られていく。

前回、2017年に当館で開催された「宮崎郁子 ひとがたのエゴン・シーレ」では等身大のシーレ像や宮崎によって絵画から導き出された瑞々しい姿のモデルたちが観覧者を魅了し、大きな反響を得た。そして同年の晩秋には、嘗てシーレが過ごしたチェスキークルムロフのアトリエで滞在制作する機会が与えられ、そこでは自身よりも大きなシーレ像を日本より持ち込み、共に過ごし、シーレの存在を感じながら新たな作品を制作している。また、翌年の2018年から2019年にかけては、念願であった「Egon Schiele Art Centrum」での個展『エゴン・シーレ没後100年宮崎郁子展』を実現している。一つの目標を達成した宮崎だが、シーレへの思いは尽きることなく、シーレ作品の発するエネルギーを受け止めようと現在も毎日作品を見続けながら無心の制作が続く。それは何か祈りの行為に近い姿にも感じられる。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00-17:30(入館は17:00まで)、月~水休(5月3日は開館)

料金

一般800円、大高中600円、小学400円

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