発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間
23/5/20(土)~23/7/9(日)
府中市美術館

《最終虚無僧》 1974 年 府中市美術館蔵
虚無僧、電車、人体の一部、破裂したザクロ…
奇妙なモチーフが増殖し、入り乱れながら交錯する、植竹邦良(1928-2013)の絵画。
その底流には、戦後ニッポンの政治、社会、都市開発といった世相が密かに編み込まれており、モチーフへの執着を感じる徹底した細密描写は、現代のコンピュータグラフィックを見慣れた目に異様な迫力をもって迫る。
府中で制作を続けた知られざる画家の全貌を初紹介する。
ようこそ、植竹ワールドへ。