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スペインのイメージ :版画を通じて写し伝わるすがた

23/7/4(火)~23/9/3(日)

国立西洋美術館

スペインは、今でこそ世界中の観光客から高い人気を誇る国だが、歴史的には「ピレネーの向こうはアフリカである」と揶揄されたほど、他のヨーロッパ諸国にとって未知の、馴染みの薄い異国だった。しかしナポレオンの侵略とスペイン独立戦争(1808-14年)を契機にヒトとモノの本格的な往来が始まり、ロマン主義の時代にスペインは他のヨーロッパ諸国からそのエキゾチックな魅力を本格的に「発見」されてゆく。フラメンコ、闘牛、アルハンブラ、ベラスケス、そしてドン・キホーテ…我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立されたものだった。そしてそうしたイメージの形成、流通に大きな役割を果たした媒体が、大量に刷ることができ、簡単に持ち運びができた版画だった。
「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」展は、スペインに関わる版画制作の史的展開を 17世紀初頭から 20 世紀後半までの長大な時間軸で概観し、写し伝えることのできる版画が、スペインの文化・美術に関するイメージの形成や流布にどのように貢献したか、約240 点の作品から探るこれまでにない企画だ。リベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら巨匠たちの仕事を含んだスペイン版画の系譜を辿ることに加え、ドラクロワやマネなど19世紀の英仏で制作されたスペイン趣味の作品を多数紹介する。また、本展は国立西洋美術館の収蔵品を中心に、国内約40箇所から作品を拝借し、今日までの日本におけるスペイン美術の受容と豊かなコレクション形成の様相を浮き彫りにすることも試みる。

開催情報

ジャンル
美術館

9:30~17:30
月曜日、7月18日(火)休館(7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館)

※毎週金•土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで

料金

一般1,700円、大学生1,300円

※高校生以下及び18歳未満、心身に障害のある方及び付添者1名は無料。入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,100円、教職員1,500円でご覧いただけます。学生証または教職員証をご提示のうえ、当館券売窓口にてお求めください。
※観覧当日に限り本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
※本展は日時指定予約制ではありません。

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