高村総二郎展
23/6/7(水)~23/6/13(火)
松坂屋名古屋店 美術画廊

近年、世界的に流行しているけどワカラナイといわれている現代アート。
その難解な芸術を日本人らしい手先細やかな伝統技術と技法を融合させ、コンテンポラリー・アートを直感的に表現する高村総二郎氏。
彼の代表的作品のひとつである日清食品のカップヌードル作品は、まるでアンディ・ウォーホルへのオマージュ作品の様でもある。
しかし、実は日本人の得意とする許容から模倣、そしてより高度へ昇華させる器用さを体現した作品なのだ。
今回は、人気シリーズのカップヌードル作品に加え、蚊取り線香でおなじみの金鳥シリーズや、ギリシャ・ローマの石膏像(レプリカ)に日本の浮世絵をプロジェクターで投影し、まるで刺青を纏っているかの様な像を描く纏シリーズも併せて紹介する。
西洋と東洋、立体と平面、白黒とカラーを対比させ、技法的にはアクリル絵の具と日本画の絵の具の両方を使用したシュルレアリスム的アプローチから生まれる新しい美をご堪能いただきたい。