土とともに 美術にみる〈農〉の世界―ミレー、ゴッホ、浅井忠から現代のアーティストまで―
23/7/8(土)~23/9/3(日)
茨城県近代美術館

近年、気候変動や武力紛争による食糧危機が身近となるなか、わたしたちの命を支える〈農〉があらためて注目されている。本展はこの〈農〉をテーマとするものだが、ここでの〈農〉とは、田畑を耕して農作物を作ることに加え、農家の人々や農村の風景を含め、農業をとりまく諸々のことがらを指す。
絵画作品には昔から、農作業をする人々の姿が描かれてきた。19世紀には、現実をありのままに描く自然主義芸術のモティーフとして、また産業革命後には都会人を癒す風景として、田園や農民がよりクローズアップされる。画家たちは、とりわけ働く農婦の姿に健康的な美を見出し描く対象とした。一方で、農村における貧困や農民運動などをテーマとする画家たちも登場する。第二次大戦後の高度成長を経た日本では、あらためて人間と自然との関係に注目し、独自の感性で〈農〉にアプローチする作家たちが現れている。
本展では、〈農〉をめぐる多様な作品を5つのテーマに分けて考察する。日本各地の美術館などから選りすぐった約100点の作品により、美術にみる〈農〉の世界をお楽しみいただきたい。
※会期中、一部展示替えあり
開催情報
- ジャンル
- 美術館
9:30〜17:00
月曜日休館(ただし7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館)
※入館は閉館の30分前まで
料金
一般1,100(1000)円
満70歳以上550(500)円
高大生870(730)円
小中生490(370)円
※( )内は20名以上の団体料金
※夏休みを除く土曜日は高校生以下無料
※障がい者手帳・指定難病特定医療費受給者証等をご持参の方は無料
※8月19日(土曜日)は満70歳以上の方は無料