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顕神の夢 霊性の表現者 超越的なもののおとずれ

23/7/2(日)~23/8/17(木)

足利市立美術館

非合理的で直接的な経験が表現者にとってかけがえのないモチベーションとなることがある。それはある種の宗教的な体験に似ているが、宗教以前のものであり、宗教のもととなる出来事とも解釈できる。
表現者たちは、訪れたヴィジョンをたよりに、自己を超えた名状し難い「何か」を捉えるべく身を焦がす思いで制作する。「何か」への思慕は、漠とした信仰心の発露ともいえる。しかし、描けば描くほど、作れば作るほど、その「何か」は、表現者の手からすり抜け別のものとなり替わってしまう。そのため、彼らは向こうから「何か」がやってくるのを待つしかない。本展ではこのような心情を仮に「顕神の夢」と名付けてみた。
ときとして土俗的な印象を与える作品が出来(しゅったい)するが、それは、近代化により捨象されず根強く残った心情の証しだ。このような作品は既存の尺度では、測りえないものだ。かといって、排除するわけにはいかない。現に作品は凄まじい力をもって迫ってくる。ならば、私たちは、作品にふさわしい尺度を学び、鍛えなければならない。尺度がそぐえば作品は豊かな世界を開示してくれる。また、このような観点から、いわゆるモダニズムの文脈でのみ解釈されていた作品を読み直すことも可能だ。優れた作品はすべからく不可知の領域に根ざしていると思われる。
本展は、今までモダニズムの尺度により零(こぼ)れ落ち、十分に評価されなかった作品や、批評の機会を待つ現代の作品に光をあてる一方、すでに評価が定まった近代の作品を、新たな、いわば「霊性の尺度」でもって測りなおすことにより、それらがもつ豊かな力を再発見、再認識する試み。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00〜18:00
月曜日休館(ただし7月17日は開館、7月18日は休館)

※入館は閉館の30分前まで

料金

一般710(560)円
高校・大学生500(400)円
中学生以下無料

※( )内は20名以上の団体料金
※各種障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料となります。
※「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)。
※第3日曜日「家庭の日」(7月16日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。

出品作家

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