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浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展 聖地 南山城 ―奈良と京都を結ぶ祈りの至宝―

23/7/8(土)~23/9/3(日)

奈良国立博物館

京都府の最南部、奈良市に隣接する地域は旧国名の山城国にちなんで、いま「南山城」と呼ばれている。なだらかな山間を木津川が流れる風光明媚な地であり、仏教の伝来後、7世紀にはこの地域でも寺院の建立がはじまった。
南山城が歴史の表舞台に登場するのは、聖武天皇の恭仁京造営によってであり、木津川への架橋や寺院の建立などに行基の活躍があった。平城京から長岡京・平安京への遷都以降も南山城は新旧両都をつなぐ回廊的な役割を果たす地域として、重要性を増すことになる。東大寺や興福寺といった奈良の大寺との深い関わりのなかで寺院があいついで建立され、また木津川流域の山々は俗世を離れた聖地として山岳修験の拠点とされた。
鎌倉時代には、はじめ興福寺に学んだ解脱上人貞慶が笠置寺から海住山寺へと拠点を移し、釈迦如来や弥勒菩薩、観音菩薩に対する信仰を深めるとともに、南都の戒律復興に努めたことが特筆される。さらに江戸時代には、各地で念仏を広めた袋中上人が晩年に瓶原(木津川市加茂町)を拠点とするなど、南山城は各時代を通じて文字どおり日本仏教の聖地でありつづけた。
本展は、5か年に及ぶ保存修理が完成した浄瑠璃寺九体阿弥陀像のうち2軀を修理後初公開するとともに、その優美な姿を寺外で拝することのできるまたとない機会となる。さらに南山城とその周辺地域の寺社に伝わる仏像や神像を中心に、絵画や典籍・古文書、考古遺品などを一堂に展観することで、この地に花開いた仏教文化の全貌に迫る。多彩な作品を通して南山城のゆたかな歴史と文化を再認識していただくとともに、緑深いこの地域にいまもなお受け継がれる聖地の息づかいをご堪能いただきたい。
前期:7月8日(土)~8月6日(日)
後期:8月8日(火)~9月3日(日)

開催情報

ジャンル
美術館

9:30〜18:00
月曜日(ただし、7月17日は開館)、7月18日(火)休館

※毎週土曜日は20:00まで
※東大寺二月堂お水取り(修二会)期間(3月1日~14日)中、3月12日(籠松明の日)は午後7時まで、土曜日以外は午後6時まで
※入館は閉館の30分前まで
※その他、臨時に開館時間を変更することがあります。

料金

前売・団体券(20名以上)
一般1,600円
大高生1,100円
小中生400円

当日券
一般1,800円
大高生1,300円
小中生600円

※前売券の販売は4月28日(金)から7月7日(金)まで。
※販売場所:当館観覧券売場(休館日は販売いたしません)、公式オンラインチケット、ローソンチケット 【Lコード:55109】、チケットぴあ(通常チケット・特別チケット②)【Pコード:686-451】、チケットぴあ (特別チケット①)【Pコード:650-366】、セブンチケット【セブンコード:100-634】、楽天チケット、イープラス、CNプレイガイド 【0570-08-9999(オペレーター対応)】ほかで販売
※障害者手帳またはミライロID(スマートフォン向け障害者手帳アプリ)をお持ちの方(介護者1名を含む)、奈良博メンバーシップ・プレミアムカード会員の方(1回目及び2回目の観覧)は無料(要証明)。
※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員(学生)の方は当日券を400円、同(教職員)の方は1,700円でお求めいただけます(要証明)。
※観覧当日に証明書・会員証などの提示が必要です(一般と小学生以下を除く)。
※本展の観覧券で、名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。
※館内が混雑した際は、入場を制限する場合があります。
※本展は日時指定制ではありません。

お問い合わせ

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