受贈記念:没後10年 舩木倭帆展
23/7/15(土)~23/12/3(日)
アサヒグループ大山崎山荘美術館
![](/shared/materials/57e709b1-afd7-47e3-98e2-f83d0efcc49a/origin.jpg)
(左)《モールデカンター》1988-2012年、(右)《モールピッチャー》1977-1987年
アサヒビール大山崎山荘美術館は、2023年7月1日より館名を「アサヒグループ大山崎山荘美術館」に変更する。新しい館名として最初の展覧会となる本展は、同館が2021年2月 、森田昭一郎氏(森田酒造株式会社 代表取締役)より、舩木倭帆作品105点の寄贈を受けたことを記念するもの。
舩木倭帆(1935-2013)は 、島根県松江市の布志名焼窯元の家に生まれた。島根大学在学中にガラス工芸を志すようになり、卒業後は大阪の清水硝子製造所を経て、東京の各務クリスタル製作所に勤めながら 、同社の伊藤孚氏とともに自由な創作を目指して共同窯を築きます。以降、北九州で活動したのち、1987年、広島に工房「グラスヒュッテ」を設立して精力的に制作した。
花瓶 、皿 、鉢 、グラス 、茶碗……、舩木が生涯手がけたのは暮らしのなかで活躍するうつわだった。デザインから仕上げまで一貫制作の手仕事によって生みだされたうつわはいずれも、ガラスという素材でありながら、やわらかな温もりと用にかなう堅牢さをあわせもつ。舩木の没後10年を迎える節目の年に、現在もなお私たちを魅了しつづける舩木倭帆作品の数々を紹介する。