特別企画展 文人サークルへようこそ ―淇園・鶴亭・蕪村たちがお出迎え―
23/8/18(金)~23/9/24(日)
大和文華館
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江戸時代中期頃より、画譜の舶載らの来日などによって、中国の明・清時代に隆盛した文人文化が日本に伝わってきた。中国の文人とは、身分的には高級官僚であり、治国・修身のための幅広い知識を持ち、詩書画に優れることが理想とされていた。日本においては様々な身分の人々が文人文化に関心を持ち、中国の学問・教養を深く学び、詩書画の創作を楽しみ、文人的な生き方を目指した。武士や町人、農民といった身分を越えた文雅な交流は日本の文人文化の特徴であり、関心や志を同じくする人の輪――文人サークル――が豊かに重なり合いながら発展した。
本展では、柳沢淇園や鶴亭たち、与謝野蕪村、呉春たち、岡田半江・田能村竹田たちなど、主に西の文人サークルに注目し、初公開の鶴亭作品をはじめ、交流が育んだ清新な絵画作品を展示する。