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松谷武判「Matsutani Hardedge 1970’s」

23/9/22(金)~23/10/21(土)

TARO NASU

1966年に渡仏した松谷は1967年、Stanley William Hayterの主宰するAtelier17で助手として働きながら銅版画やシルクスクリーンでの制作を行う。1950年にNYからパリへ拠点を移したHayterのアトリエは国際的なアーティストの交流の場となっており、ルイーズ・ブルジョア、サルバドール・ダリ、マックス・エルンスト、ジョアン・ミロ、ジョーン・ミッチェル等の制作にも影響を与える存在であった。30歳になったばかりの松谷にとってそこは様々な芸術活動の実験的実践を目撃する刺激的な場所であり、アメリカのミニマリスム、とりわけエルスワース・ケリーに大きな影響を受けたという。1970年代には短期間ではあるものの松谷はNYで暮らし、そこでも当時NY界隈の画廊で全盛期を誇っていたHard edge paintingを目にすることになる。これまでも取り組んできた有機的な形態への探求にこれらの新たな刺激が加わり、色彩豊かな色面構成と即興性や偶然性を排除した緻密な構図のバランスを特徴とする松谷の「ハードエッジ」絵画はこのようにして生まれたのである。
TARO NASUでの初めての個展となる今回は、1960年代から1970年代にかけて松谷が精力的に取り組んだ「ハードエッジ」シリーズのペインティングを中心に、近作を含む約20点の作品を展示し、その後の作品群へと続く作家の思考の展開を読み解くことを試みる。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00〜19:00
日・月・祝休廊

料金

無料

出品作家

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